Ladder Collection

丁寧な仕事による木工芸や竹工芸品には、それぞれの素材や部材を繋ぐ継ぎ目部分において、構造上の必然が個性ある意匠に昇華された美しさを観ることがあります。

Ladder Collectionは、このジョイント［継ぎ目／接合部］の持つ可能性に着目し、見慣れた金具や縫製方法を使わず、独自の方法で丸紐と平面状のレザーとを繋ぎ止めることにより、アイコニックな意匠を生み出しています。

ものづくりの過程において、効率に最短ではないものに目を向けること、素朴な手法に立ち戻って素材の有り様に遊ぶことー。
そこに生まれた少し風変わりなジョイントのディテールは、目を楽しませる意匠であると同時に、デザインにおける工夫や思索、それを形にする職人仕事の痕跡を辿る面白さがあります。

Ladder Collectionは、クラフトマンシップを感じさせる上質な素材と技術、そして、特定の時代性やスタイルを纏わず、それぞれの個性やシーンで楽しめる自由な発想によるプロダクトです。